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注文住宅の際、地下室の設置を考えている方もいることでしょう。
「地下室を設置するとどのようなメリットがあるの?」「地下室を設置するときに押さえておくべきポイントが知りたい」と思っている方もいることと思います。
当記事では地下室を設置することのメリット・デメリット、注文住宅で地下室を設置する際のポイントについて紹介しています。
甲府で地下室付きの注文住宅を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
地下室を設置することはさまざまなメリットがあります。ここではそれぞれのメリットについてチェックしていきます。
地下室を設置することで、ワンフロア分の面積を増やすことができます。そのため限られた土地の中で有効活用することが可能といえます。
地下室は地上の温度や気温の影響を受けにくいとされています。快適に過ごせるほか、食品の保管庫やワインセラーとしても活用することが可能です。
地下室は地震や台風などの影響を受けにくいとされています。そのため災害時のシェルター代わりとして活用できるほか、備蓄倉庫として役割も担います。
地下室は地面に囲まれているため、防音性や遮音性に優れています。楽器の演奏やトレーニング機器の使用など、周囲の住宅を気にせずに行うことが可能です。
一方で地下室の設置はどのようなデメリットがあるのか、詳しく説明していきます。
地上のみの住宅を注文するよりもコストがかかります。地下室に必要な設備や地盤の補強などもする場合は、さらに費用が上乗せすることも想定しておかなければなりません。
地下室は地中の温度と部屋の温度差が影響し、湿気がたまりやすいと言われています。結露も発生しやすいため、湿気対策が必須となります。
地下室部分の外壁を掘り下げてつくられた空間のことをドライエリアと呼びます。ドライエリアは採光や防湿、換気などを目的として作られます。
ただし、ドライエリアは空堀りのため、浸水や雪などが懸念されます。ドライエリアを作る場合は浸水対策などが別途必要になります。
ここでは、注文住宅で地下室を設置する際のポイントについて説明していきます。
地下室を快適に保つためには、日当たりや湿度調整可能な環境をつくる必要があります。そのためには、先ほど説明したようにドライエリアを設置することがポイントになります。
ドライエリアは自然光を取り入れられるほか、地下室の悩みである湿気を外に逃すことができます。また、閉鎖的な地下室に光を入れることで、地下室でも明るい部屋づくりが実現できるでしょう。
さらに、ドライエリアは避難経路としての役割も果たしてくれます。家事や地震などで1階との通路が塞がれたとき、ドライエリアがあれば避難経路を確保できます。
土地の関係上、ドライエリアをつくることができない場合は、半地下もおすすめ。半地下とは部屋の半分程度が地下にある状態のことで、地上に出ている部分に窓を設置すれば、換気や自然光を取り入れることも可能です。
換気ができない完全な地下室を設置する場合、エアコンや換気システムを設置し湿度対策を心掛けましょう。除湿機などを設置するのもおすすめです。